2022春アニメの製作委員会を考察する。

今期も深夜アニメの製作委員会を考察していきます。

これまでと同様に、dアニメストアでアニメストアで配信されている深夜アニメを対象としています。

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

これまでと変わらないメンバーです。JR東日本企画は広告代理店です。

 

まちカドまぞく 2丁目

ポニキャンが幹事の場合、製作協力に委員会メンバーの名前が挙がることが多いですが、今回は直接製作としてクレジットされました。むしろ、製作協力のほうが謎でした。

 

ヒーラー・ガール

音楽系ということで、バンナムライブ・ビューイング・ジャパンが得意としている分野です。以前にもこの組み合わせがありました。

 

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第3期

アニメメーカーはハピネットが務めているのでしょうか。今期からハピネットが本格的にアニメ製作に参入してきました。

 

群青のファンファーレ

アニプレックスのオリジナル作品です。博報堂の本体が出資しているのは珍しいですね。報知新聞は、競馬などスポーツで有名なスポーツ報知を出しています。アニメをどのように生かすのでしょうか。

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会TVアニメ2期

お、、バンダイナムコ系の会社名が新しくなりましたね。実質的なメンバーは変わっていません。

 

ビルディバイド -#FFFFFF-

アニプレックスのカードゲームをアニメ化したものです。日本のトレーディングカードゲームは実は海外(特に北米圏)でも人気です。

 

社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。

ハピネットの幹事作品です。ちなみに、ポニーキャニオンの担当が大熊一成さんになっています。これまでは古川陽子さんがクレジットされることが多かったですが、2021年6月に組織改編が行われ、ミュージック、アニメ、ビジュアルクリエイティブ本部責任者として大熊さんが昇任しました。読売新聞が入っているのが意外。

 

トモダチゲーム

Crunchyrollの末平アサさんという方はクレジットで初めてお見掛けしました。

 

BIRDIE WING -Golf Girls' Story-

BN Picturesが深夜アニメをつくるのは珍しいですね。2社のみの委員会組成ですが、この作品のターゲットは誰なんでしょう。

 

RPG不動産

まんがタイムきらら系の製作委員会メンバーとなりました。

 

史上最強の大魔王、村人Aに転生する

角川原作のアニメということで、KADOKAWAとつながりの深い会社が多いですね。

 

 

盾の勇者の成り上がり Season2

NTTぷららは「ひかりTV」の配信事業者です。本作品はdアニメストアひかりTVで先行配信されるそう。フロンティアワークスは原作企画です。

 

処刑少女の生きる道

GA文庫系ということで、ワーナーとSBクリエイティブの組み合わせとなっています。

 

であいもん

フライングドッグが幹事にくるのはめずらしいですね。京都のアニメということで、KBS京都が入っています。関東の方は馴染みがないかもしれませんが、KBS京都はかなり多くの深夜アニメを地上波で放送しており、個人的には関西の深夜アニメはMBSKBS京都、という感覚です。

 

Shenmue the Animation

セガ原作ということで、両方ともセガのグループです。

 

パリピ孔明

宣伝含め対外的なプロモーションはエイベックスが積極的に行っていますが、幹事はDMMでしたか。

 

骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中

たまに原作保有のオーバーラップが幹事にくることがあります。

 

ヒロインたるもの!〜嫌われヒロインと内緒のお仕事〜

「ヒロインたるもの!」はハニーワークスの曲の一つですが、これが一つのアニメになりました。ハニーワークス内の高校生アイドルLIP×LIPのマネージャーを同級生の女の子が務めており、この曲は彼女をモチーフにしたものでした。アニメ化され、LIP×LIPのイケメンアイドルが女性ファンを多くつかむことができたのではないのでしょうか。にしても、幹事(?)の玉越ってパチンコ屋なんですね。ほかにアニメにも出資しているそう。

 

キングダム 第4シリーズ

「製作著作:NHK」が出てこない珍しいNHK番組。

 

可愛いだけじゃない式守さん

秋葉原に行く人はわかるかと思いますが、かなりの宣伝費をかけて式守さんのPRをしています。ユニバーサルとKADOKAWAの資金力といったところでしょうか。

 

魔法使い黎明期

TBSが幹事にくるのはめずらしいですね。

 

阿波連さんははかれない
  • bilibili

まさかの、、bilibili単独製作!中国系の資金力!!

 

デート・ア・ライブ

かなり長くつづくKADOKAWA原作のシリーズですね。

 

勇者、辞めます

テンセントが第2位に来ています。中国での配信権を握ってそうです。

 

SPY×FAMILY

おそらく今期人気1位の作品。委員会メンバーも最強ですね。

 

    
くノ一ツバキの胸の内

中外鉱業グッドスマイルカンパニーでフィギュア・グッズ製作に力を入れていそうですね。

 

カッコウの許嫁

最低限のメンバー組成ですが、しっかりと人気を取っています。

 

    
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON –浅き夢の暁-

もともとf4samuraiがゲームを作っており、芳文社がコミカライズを出しています。

 

このヒーラー、めんどくさい

近年KADOKAWAとCrunchyrollの結びつきを異様に感じますね。

 
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

KADOKAWA、bilibili、マイクロマガジン色が強いですね。

 

今期の注目ポイント

ハピネットがアニメ製作に本格参入

ハピネットはもともと映画の製作・配給を行っていましたが、そのコンテンツ企画ノウハウを生かしアニメ製作にも本腰をいれました。ハピネットが子会社の映像メーカーを統合し、株式会社ハピネットファントム・スタジオができました。今年、すでに4作品の製作委員会幹事が決定しています。

 

ついにきたbilibili

阿波連さんははかれない、製作著作の欄「bilibili」を見た瞬間かなり驚きました。中国系企業の単独製作です。近年急激に日本アニメに出資をしており、一通りのノウハウは吸収できたというところでしょうか。

 

 

というわけで今回も製作委員会を調査しました。各社の関係性を見やすくするためにも、データベース化しようかな、、、